鈴木メモ

Illustratorの練習メモとか、最近はフォントを作ったり。

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ドットパターンを見分けるには

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cs6にバージョンアップしてやってみたかったのが、新しく追加された『パターン作成機能(パターンオプション)』。めんどうなハニカム構造(蜂の巣みたいな六角形)のパターンが簡単に作れるらしい。

いろいろ作る前に、まずはよく見るグリッド構造と何がどう違うのかを把握してみよう。というわけで、まずは水玉パターンを見つめてみるところから。

グリッド構造とハニカム構造

ドットパターンが繰り返される構造を線で見てみます。
この記事では四角いものを「グリッド構造」、六角形のものを「ハニカム構造」と呼んでいきます。
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もしもドットの大きさが変わっても構造は同じです。
ドットを最大にした場合グリッド構造はオセロのように、ハニカム構造はお月見団子のように丸が並びます。
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グリッド構造のドット

グリッド構造のドットでよく見る並びはこの2つ。
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Aは豆絞りの手拭いや方眼ドットなどで見かける、十字(+)のような並びです。整然として清潔な安定感がありますが、繰り返しが分かりやすく単調にも見えがちです。
BはAを45°に回転させたものです。バツ(×)のように並びます。色々なところで一般的によく使われているドットです。Illustratorのデフォルトスウォッチ(スウォッチパネル左下のライブラリからパターン_ベーシック_点を開く)にたくさん入っているのもこのBのパターンです。隙間部分が斜め45°に伸びていくため、枠外へ広がっていくような連続性や開放感を感じさせます。

ハニカム構造のドット

ハニカム構造のドットでよく見る並びはこの2つ。
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ハニカム構造のドットはパンチングメタルや緩衝材のプチプチシートなど、工業製品で多く見られます。これはC・Dのどちらかの角度が優勢ということも無いかな?という気もします。
雪の結晶のようなアスタリスク模様(*)(=バツに縦棒または横棒を加えたもの)のように並んでいます。Cは水平感があり、Dは垂直感があります。
Cを30°回転させるとDになります。

グリッド構造とハニカム構造のドットを見分けるには

水玉を結んで構造を探します。角度は使われ方によって色々変わります。

十字(+)か、バツ(×)の線が描ければグリッド構造。
雪の結晶のようなアスタリスク模様(*)の線が描ければハニカム構造。
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追記:ドットを見分けるサンプル

似たような水玉パターンを作って並べてみました。
一度見分けがつくようになると、この場合はどっちにしようかな?っていうのが考えやすくなります。

○マルチカラードット。
(描き方はIllustratorでマルチカラードットパターンの作り方へ。)

○モチーフをイチゴに。ドットパターンと同じ構造なので、遠目に見ると水玉に見えるはず。
(描き方はさくらんぼのごろごろパターンと同じ。)

パターンの位置を見比べる記事もありますよ

パターンをじっと見つめる系の記事です。こちらもどうぞ。
パターンの位置を楽して合わせる方法