鈴木メモ

Illustratorの練習メモとか、最近はフォントを作ったり。

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新しいフォント「花とちょうちょ」を作りはじめました

    フォント

先日ずっと手元にあったパンダベーカリーフォントをやっとリリースできました(前回記事)。
ということで手が空いたので、次のフォントの試作をしてみました。
「花とちょうちょ」という名前で、ななめに使った時でも自然になじむような浮遊感のある手書きフォントを作ろうと思っています。

試作サンプルフォントの制作過程

今回のフォントは手描き感を出したいので紙とペンで描きました。
画用紙にマジック(マッキーノック細字)で自由に書いて、写真をスマホで撮ってPCに同期して送る。
右上に画用紙って書いてあるのはケント紙とも比較したから。ケントだと滑りすぎる気がしたので画用紙を採用。
ダンボールを敷いて傾けてから撮影すると自分の影が入らないので後が楽になる。
写真をイラレでライブトレースしてパス化。四角い枠パスを背後に書いて良さそうな文字を選んでTTEditにコピペ。そのままではばらつきが激しいのでTTEditでパスをいじって細さや形を調整。TTEditでフォントファイルを保存、キーボードで打てるようになりました。

試作フォントのサンプル

出来上がった試作フォントファイルで色々打ってみてイメージ画像をつくってみました。
フォントファイルにはまだひらがな・カタカナと記号数個くらいしか入ってないので難しい文章は打てません。
入力後にテキストを傾けたサンプル。こんなふうに使うイメージです。
傾き角度は3度くらいが良い感じ。5度すぎるとさすがに厳しい。
まっすぐでもななめでも両方いけるバランスを探して調整してみたけど、このあと漢字がたくさんくると検証が大変そうかもしれない。

グラデーションで色を付けてみた。ちょっとインクっぽく見える?

 

「花とちょうちょ」のイメージ

POPやパッケージなどで、手書き文字を実際に書き下ろさずにせっかくの安定感のあるタイプの手描きフォントを無理にななめにさせているのを見てああ~ってなってたので(見えないバウンディングボックスが見えるような)、元から若干シアーがかかったような手書きフォントがあるといいかもと思いました。
商品写真やモデルさんの写真のまわりをちょうちょみたいに自然に飛ぶようなフォントが作りたい。

おおまかな目標は年明け販売、漢字は第一水準+第二水準から500字くらい選定する予定。