鈴木メモ

Illustratorの練習メモとか、最近はフォントを作ったり。

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SS-1円と接線で作るハートの手順について 

      2014/03/22 Illustrator

SS-1円と接線で作るハートの、没にした手順。
上の正円の形を保ちつつ、下部分のみ接線を持つハートを作るのにもう一つ(上手くいかなかった)やり方があるのでこっちで紹介します。
120526-11.jpg

接線の出し方

まず、イラレは接線を描く機能が標準では入ってないし、
自分でペンツールでつなぐとぴったりポイントで合わせるのが難しい。
そこで、線端と角がラウンドの直線パスは
「アンカーポイント位置に線幅分の正円を持ち、接線でつないだものと同じ」ことを利用する。

ちなみに、Illustratorで同寸の正円に接線を引くには、
『円のサイズを変形パネルで見て覚えておく
スマートガイドONの状態で、円の中心から中心に直線パスを引く
直線に円の半径分の線幅を持たせる
先端をラウンドにする
直線を分割拡張し外側のパスを取る』ことで出来る。
正円が同寸なら、これが一番楽だと思う。
120526-01.jpg
SE-1のハートは線幅ラウンドで出来てるから、
見方を変えれば正円の上下の接線を利用しているとも言える。
120526-03.jpg

没にした手順

没にした手順はこちら。
『線幅ラウンドで縦に直線を引く
同じアンカーポイント位置から斜めの線を引く
2本の線を分割拡張
パスファインダでいらない所を削除』
120526-10.jpg
これでいけると思ったんだけど、
これをやろうとするとなぜか微妙な結果になってしまった。

この手順の問題点

まず、線を2本引いて分割拡張。これは問題なし。
120526-05.jpg
パスファインダ-交差。
なぜかアンカーポイントが大量に。
120526-06.jpg
何で?て事で確認用に正円でも試してみる。
A,前面に同じものをコピーして、パスファインダ交差
B,前面のコピーに45°回転をかけて、パスファインダ交差
C,前面のコピーに45°回転をかけて、パスファインダ分割
120526-07.jpg
どうやら回転の情報が加わるとアンカーポイントが増えるらしい。
正円上にアンカーポイントが増えた位ならまあいいかと思うけど、
念のためパスファインダ後のオブジェクトをグループ解除してからちょっとずらしてみる。
120526-08.jpg
なぜかCのパスファインダ分割にはアンカーポイントが残る。
選択してアップ。
120526-09.jpg
ほんとに極々僅かだけど、何かズレているらしい。
試しに回転後にバウンディングボックスをリセットしてからパスファインダでもダメ。
困った。イラレ内部はピクセルベースで計算されているから云々系?
ピクセルでやればいいのか?いやCS5だからか?
交差ならいいかと思うけどただズレた分が削除されただけでズレ自体はあるのかも?
いやもういい。面倒。
やっぱり仕上がりのハートはアンカーポイント多いのなんか嫌だし、
他の方法にしよう。
という訳でサイトでは長方形を円の中心で回転させて接線を出す方法を載せました。
手順としてはこのラウンド線2本で作る方が
手数も減らせるしスマートだと思うんだけどな。